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風鈴日和
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作詞 水 空 |
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風鈴の音 チリリンと鳴る
青い風がさよならを運ぶ
冷たい花火 空を彩り
暗い道の隅々を照らす
「日曜日は晴れるでしょう」
夕焼けが告げていたけれど
夜道を歩く僕の
心では雨が降るよ
ぽたりぽたり涙を流し
アスファルトに影を落とした
手をかざして指をすり抜け
零れ落ちた赤い雫
届け
ひとりじゃ寂しいだとか
ひとりで呟いている
ひゅるりと打ち上げられた
思い出の花びらが散る
ふわりふわり夜風は鳴いて
アスファルトは暑いと唸る
君の指に想いを馳せて
流れてゆく青い雫
止めて
ゆらりゆらり記憶を巡り
アスファルトに君を映した
手をかざして指をすり抜け
零れ落ちた赤い雫
届け
風鈴の音 チリリンと鳴る
遠い君にさよならを告げる
冷たい花火 空を彩り
ひとりきりの僕を照らした
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