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過去に殺された少女
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作詞 麗理 |
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少女は あまりにも悲しい
過去を 持っていた
その過去を 強さにも 何にも
変える事が 出来ずに
心の奥に 鍵をかけていた
誰にも 触れさせない様にと
他人と 距離を置いて
もう二度と 思い出す事が無いようにと
自分さえも 偽って
だけど 消す事の出来ない 過去は
何度だって 少女を 苦しめた
未来が 明るいだなんて
信じる事が 出来ずに
希望の光だなんて
少女には 眩しすぎて 見えなかった
過去を 悔やんで 悔やんで 悔やんで
狂ったように 助けてと 叫ぶ毎日
他人の笑い声が 内緒話が
全部自分に 向けられてる様に感じてた
怖かった この世界が
地獄よりも 何よりも
怖かった 人間が
悪魔よりも 何よりも
少女はいつしか
心を病んで
過去を忘れる方法を 見つけた
それは
生きていた事実を 消し去る事
少女は カッターを手にとって
笑いながら 死んでいった
哀しい記憶は
少女を 苦しめたけれど
囚われすぎて
少女を死に 追いやったのは
紛れも無く 少女自身
過去は所詮
過去なのだと
誰かが やさしく
教える事が 出来たら...
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