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ターミナル
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作詞 porunoageha |
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あてもなく信じてきた
自分をなくす事なく
生きていく時間の中で
消えていく違う自分がいた
別に派手な始まりではない
むしろ後ろめたさと
敗北感?劣等感?
なにが今僕の足を動かしてる
引きずり涙堪えて冷めた
やっと見つけた光は
手招くターミナル
深夜に群れる羽虫が
光に飛び込んで焼けた
ただ立ち尽くしただけの僕の真上で
まばゆい閃光の影で
どうか触れないでほしい
青い満月がおちる
すぐに手に入るはずだった
少しの努力と妥協案で
それが大きな間違いだった
夢がリアルと手を組んで僕に説いた
嘆いた姿見ればだれか
手を差し延べてくれるなんて
また甘い妄想
深夜の改札口で
差し延べられた手は
コンダクターの笑いと共に冷たい
無残に切り捨てられた
光るはずの切符が
背中を優しく押した
時代が悪いんだと吐き捨てた
切り捨てられるのを望む
僕もいた
深夜のターミナルには
今宵も列車が運ぶ
夢を足枷にした僕に似た人を
手を出すコンダクターが
パチンと指鳴らすときに
羽音が光に消える
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