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愛を読む人
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作詞 porunoageha |
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庭先の 金木犀
笑ってる 青い空に
気がつけば 響くオカリナ
あの人が 歌っている
遠くの 思い寄せる人
描きながら 音を繋ぐ
大人びた 理由を捨てて
涙じゃなく 微笑み込めて
好きですと 言葉じゃない
シンプルな 音譜達が
風に舞い 暖かな
日だまりに ユラユラ
ある朝 旅人から
隣の国の 式を聞いた
王子様と 村娘の
盛大な 結婚式
あの人は 相変わらず
オカリナを 奏でていた
金木犀 優しい香りと
微笑んで 風に揺れている
好きでしたと 言葉じゃない
柔らかな 音譜達が
思い出を 身に纏い
届くことなく フワリ
あの人は 今も吹いている
誰のためじゃなくて
ただゆっくりと
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