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運命を告げるハネ
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作詞 続きかおる |
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背中のハネが減っていた
年をとると抜けるとは聞いていたが
まさか本当の話だったのか
そういえば ハネが全て抜け落ちると
君は今日も笑っている
もうすぐ終わる楽しい一日を
何で悲しまずにやり過ごせるのか
そうやって 悩んでいたいのに
連日箱の中で演じられているような
偶然や奇跡などとして片付けるお話
それは 大人になると出会うらしい
ひとりじゃ持てない荷物があるから
一緒に持って歩く人に出会うらしい
僕はそれを信じないほうだったけど
僕が生まれた経緯を知ったからには
認めざるをえない事実なのであろう
そうなんだ
あのとき既に知っていたんだ
バスに乗って帰っていく君を見送る
僕の眼が扉の閉じる間に捉えたもの
君の膝に乗っていた 僕の最後の一枚のハネ
そういえば ハネが全て抜け落ちると
その瞬間に人は 大人になるらしい
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