|
|
|
せつな
|
作詞 続きかおる |
|
暫く見ない間に貴方の背中も少し大きく見えてしまいます
此処からもう直ぐ居なくなる影に隠れることすら最早できなくなるのでせう
見知らぬ街(ところ)に旅立つ人へ最後にせめて願い一つ叶うのならば
其の鞄の中にどうか一緒に連れて行って
想って見上げた一刹那に貴方は笑顔で応えてみせます
暫くしない間に私の毛並みも少し見窄らしく見えてきました
此処からもう直ぐ居なくなるまたあの頃のように道端を彷徨い歩くなるのでせう
見知らぬ街(ところ)に旅立つ人へ最後にせめて願い一つ叶うのならば
其の鞄の中にどうか一緒に連れて行って
想って見上げる切なさに貴方は笑顔で応えてみせます
―ざあ、ざあ、ざあ。
俄雨で最後の台詞は聞こえませんでしたが小さな黒い身体を撫でて下さいました
私もいつもの調子で其れに答えませう いつもの調子で一返事してみせませう
|
|
|