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『夢だったらいいのにね』
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作詞 柚樹 |
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「夢だったらいいのにね」
ふともらした一人言
頬を抓っても 示すのは現実
いつからだろう?
退屈な日々に溜め息ついて
規則的な雨音に嫌気がさしたのは
光が差すこともない雨雲を見上げて
何かを待っていたんだ
此所から連れてってくれる何かを
毎日毎日期待して 落胆するのはもう慣れた
それでも夢を抱かざるにはいられない
例え叶わなくても 儚い幻でもいい
脳内フル活用して妄想しても
頬を抓れば 元の現実
目を開いてからまた大きな溜め息
また夢じゃない 脱出不可能の現実迷宮
「夢だったらいいのにね」
小さく呟いた一言は 風に乗って消えてゆく
ああ また退屈な日々の始まり
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