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恋愛夢中
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作詞 三梶 奈央 |
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「もう終わりなの?」
裸足で走ったらイケナイの?
ガラスの靴は大きすぎる
「捕まえてごらん」
あの山の向こうの虹のかけらを
黄色いバスが走り去る前に
泣いたり笑ったりして人を好きになることもある
一夜限り抱かれたりして迷子になった19の夏
蝶のように舞い 蜘蛛の巣にかかる
これが私の恋愛事情です
「もう入らないの?」
寄せて詰めればまだ座れる
葡萄弦で編んだカゴが揺れる
林檎にしろオレンジにしろ好きなものを頬張ってきたんだ
一夜限りの甘い椅子に座った写真はもう捨てた
果肉のように甘いところよりも
芯が見えるまで食ってみろ
昨日の日記を一枚めくり まだ余白がある安心に浸る
傷ついただけ大人になって 余裕が生まれて
また人を好きになる
泣いたり笑ったりして人を好きになる自慢の私
一枚また一枚と羽織る色鮮やかなドレスは捨てた
私の飾りはもうない
消えてなくなる理想
それでも何かを期待している
今も昔も相も変わらずに
私は恋愛夢中です
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