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親父人生
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| 作詞 三梶 奈央 |
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娘が二人とも家を飛び出した たしか東京美容なんとかの
学校に行ってるはずなんだけど 家に届くのは領収証の山
ピアスがダメ、金髪もダメ ましてや男遊びなんて許せない
格好よく「ビシッ」っと言ってやりたいが
隣で妻の目が死んでいる
なんかもうちょっとうまくいかないか
娘を変えるのは甘くない
金をやれば口を聞いてくれるが ここはマイホーム、キャバクラじゃない
古い考えは今はダメか まだまだ俺の人生は続く
もう長い事会話も二言 「おはよう」のあいさつも会社の上司
これじゃ仕事を張り切るドコじゃない なんで俺ばっかりこんな人生
食卓に並ぶコンビニの惣菜 手料理が消えて６年目の春
今日も迷わず行くのは「ほか弁」
人生のパートナーは隣にいるだけ
なんかもうちょっとうまくいかないか
人を変えるのは難しい
あえて自分が変わってみようか それでもう一度スタートライン
古い人間も今を生きる これから先も人生は続く
引き出しから昔の写真を取り出した
今の自分とはまるで別人
妻の面影は変わらない
変わってるのは俺の体型
なんか今ちょっとわかった気がする
時代について行ってないのは俺だけ
仕事帰りに花でも買って のんきに恋文を書こうか
熟年離婚の回避か？ 家の妻に限ってはないか？
なんかもうちょっとうまくいかないか
自分を変えるのも難しい
昭和のプライドがあるから俺は
必死で家族のため働いてきた
古い人間も今を生きる これから先も人生が続く
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