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おと
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作詞 林檎×蜜柑 |
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手を離してしまった 私が悪いの
どれだけ謝っても
どれだけ想いを伝えても
もう遅いんだね
これを“手遅れ”って言うこと
初めて知ったんだよ
繋ぎ止めていたモノが 消えた瞬間
それはガラスが割れた 小さい音だった
小さな小さな綻び それが解けた瞬間だった
私が見落としたピースは
小さすぎて 探せなかったんだ
それがどれだけ存在の大きい ピースだったか
それに気付くのは 決まって
パズルを諦めて終わったあとだった
手を離してしまった 私がいけないの
どれだけ言葉を繋げても
どれだけ想いを叫んでも
もう遅いんだね
これを“手遅れ”って言うこと
初めて知ったんだよ
隣に居ない存在が 実感出来る瞬間
それは細い紐が プツンと小さく泣く音
小さな小さな穴 それが心に出来る瞬間だった
私が見落としたビーズは
小さすぎて 探せなかったんだ
もしかしたら心の何処かでは 探したくなかったのかも
それに気付くのは 決まって
諦めて投げ出したあとだった
手を離してしまった 私がいけないの
どれだけ謝っても
どれだけ想いを伝えても
もう遅いんだね
これを“後悔”って言うこと
初めて知ったんだよ
君は小さな悲鳴を あげていたんだよね
私にしかわからない言葉で 叫んでいたんだね
私はわかってあげれなかった 取り返しのつかないこと
君が離れていく時 私は音も泣く涙を流した
「ごめんね」 気付いてあげれなくて
「ごめんね」 こんな私で
「ごめんね」 助けてあげれなくて
でも君は 笑って言ってくれたんだ
あの離してしまった日に 振り返って
私の目を見ながら言ってくれたんだ
「ごめんな こんな俺についてきてくれて」
その時 何処かでガラスがパリンと
小さく小さく音をたてて
涙を流しながら 消えていった
そこには 優しい風が通っていたんだ
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