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ヤマアラシのジレンマ
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作詞 むつき |
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無邪気な子供みたいに「ずっとずっと友達だよ」なんて
きっと信じちゃいないんだろう 大人ぶった振る舞いばかり
一期一会 出会った時に別れが必然になる
そんな真理を持った君に どう近づきゃいいかわかりゃしない
髪の毛が触れるくらいの間隔は あぁ近すぎるんだなって苦笑い
あんまり遠く離れすぎてちゃ お互いの表情見えなくて困るし
なぁ 何処にいればいいんだ?聞いてみたけど笑われて
ただ「そのうちわかるんじゃねぇ?」って 背中が笑ってた
ちょっとだけ触れて繋がって 縮まった距離確かめて
服引っ張って 振り返らせて 手ぇ離したら 「何だよ?」だってさ
ここが好き だから近くにいたい どの程度なら正解なんだ?
ちょうどいい距離を探して ヤマアラシのジレンマ
近すぎるときは息が詰まって でもいなくちゃホントに困って
どうしてとかわかんないけど 結構執着してるみたいです
だって気付いちゃったんだよね こっちからいかなきゃ
君がこっちにやってくること なんて ないんだもん
「重すぎる」友達って関係はお気に召さないみたいだね
「そんなもんでしょ?」軽い繋がり でもそれじゃ納得できない
簡単に切れる木綿の糸 引っ張っただけでもだめかも ね
それだけは怖くて 脆い鎖が ぶつり 切れたりしませんように
ちょっとだけ触れた繋がった 縮まった距離おそるおそる
肩を叩いて 振り返らせて その表情を 覗きこんでみる
ここが好き だから近くにいたい どの程度なら許してくれる?
ちょうどいい距離を探して ヤマアラシのジレンマ
そんなんじゃ満足できない
もっと硬い鎖がほしい
我侭なんていうなよ
だって君も怖いだけだ
壊れるのが 切れるのが
大人の冷たい関係じゃなくて
子供のおままごとじゃなくて
ぶつかり合って分かり合うような
モラトリアムの時期なんだからさ
ちょっとだけ触れたと思ってた でもそこには透明な壁
近づいた なんて思い込み ここから先へは 行けないから
悔しくて 叫んでみた 「こっち向けよ」 怖がるなよ
向き合うこと放棄して 自分に酔ってるだけじゃねぇか
ちょっとだけ 振り向いた 嬉しくて 顔が緩んだ
ちょうどいい距離見つかるかな? ヤマアラシのジレンマ
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