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声
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作詞 梅川 萌紀 |
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言葉を選べない
非力な答が始まる
眠りが覚めない
私の体内で
何も望まないと
綺麗な嘘を食べ
曖昧な証拠ばかり
飾り付けている
その殻のひとつに
どうか気付いて
帰る場所がない
それでも笑顔でいる
そんなのおかしいと
ちゃんと言えたら
鏡に映る自分
畏れを隠して
傷を塞いでも
車輪は廻り出す
誰も見ていないと
分かっていても
もう何も見えない
鮮やかな空の色に
どうしようもない痛みに
ちゃんと泣きたい
どうしたら強さを
捨てられるだろう
素足の感触を
あなたは覚えていて
一人では唱えられない
言葉を闇から拾う
拭えない過去は
胸に留めたままでも
時計の秒針を外して
なくしたままの声で
叫ぶから
傷つけるナイフを
創りあげた手も
明日の優しさなら
信じられる
誰かの涙を
どうかすくって
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