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夢巡る季節
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作詞 黒真珠 |
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変わり逝く世界で、終わりの無い夢を見ていたい。
黒く染まった世の中で、綺麗な純白の光だけを見ていたい。
血の色の薔薇の中で、永遠の夢を見るの・・・
そう、眠り姫のように・・・
『現実』という名の蜘蛛に捕らえられた、『夢』という蝶。
『偽り』の香りの薔薇に、人々を誘う。
夢巡る季節は、誰も知らずに過ぎて行く。
紅い花吹雪で視界は霞む。
目覚めるそこは、朽ち果てた世界。
・・・何故、何も出来なかったのだろう。
ああ、闇に染まってゆく。
夢巡る季節は、もう来ないの・・・?
変わりきった世界で、一体何を見ていろというの?
闇に染まった世の中に、純白の光はもう見えないから。
死の色の薔薇の中で、永遠に眠っていたい・・・
そう、眠り姫のようね・・・
『不安』という名の蜘蛛に捕らえられた、『希望』という蝶。
『惑わし』の香りの薔薇に、人々を誘う。
夢巡る季節は、誰にも知られずに朽ちて行く。
闇の花吹雪で目は覚めた。
気が付くそこは、果無の戦場荒地。
・・・何故、こんなことになってしまったのだろう。
ああ、漆黒に染まってゆく。
夢巡る季節は、もう来ない・・・
穢れない世界で、永遠の眠りに堕ちたい。
そこで、純白の夢を見ていたい。
穢れの無かった、あの頃の世界を・・・
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