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【心の車窓から】
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作詞 yuuki.n |
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05.風の落し物
ふいに見上げる空 あまりにも青い
僕は空が好きだ そう思った
ふいに見下げた時 薄汚れている
脆い手紙拾う 誰に宛てた??
宛名も無い 中身も無い
だけど僕はポケットにしまう
ふと風が吹いて 声が聴こえた
そんな気がした 「ねぇ聴こえているかい」
「うん」と頷いて 僕は見上げた
空は変わらないと思っていた
さっきテレビの中で あまりにも酷い
黒く臭く脆い 景色を見た
ふいに手紙を見た 薄汚れている
その手紙の主が そこにいたんだ
やり切れない 憎まれたい
君の宛名が僕達だったなんて
ふと風が吹いて 声が聴こえた
確かに聴こえた 「ねぇ気づいてるかい」
「うん」と頷いて 僕は気づいた
それは空が届けたメッセージで
気がつかなかった 変わってしまっていた
空は青くなかった 幻想が作り出したんだ
ふと風が吹いて 声が聴こえた
会話が無くても 僕は返事をしたい
今風が吹いて 声が聴こえた
確かに聴こえた 「ねぇ気づいているかい」
「うん」と頷いて 僕は走った
空が届けたメッセージの
答えを手にしたいから
06.ハネノバス
青いバスで空を渡る 白いパスで君が乗った
羽は無いが空を目指す 柔い声で君が言った
夢は地上に置いてけぼり 人はそれに寄り集まって
争いあって正義のふり 僕はそれを見かねたのだろう
青いバスが空を渡る イルカ達の海を渡る
羽無くても跳ねてみたい 眠い声で君が言った
誰のものでもない世界を 人は筆で塗りつぶした
奪い合っては殺しあって 君はそれに巻き込まれて
今は違う世界の上で そんな景色眺めてるの
今やモアもいない星で 僕はなんで生きれるだろう
天国の上で羽伸ばす君に
近づきたくて青いバスで
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