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【The genius suffering 3〜雨にうたれて〜】
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作詞 yuuki.n |
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10.Room
消えない悩みで頭が痛い
仕事や人間関係のアレコレ
見えない未来が悩みの種さ
昨日も僕の上司がリストラ
絶えない不幸が報道されて
テレビを見るのもなんだかおっくう
冴えない暮らしの最後の希望
今夜も君の笑顔で飲みたい
世話しなく巡る季節の中で
かろうじて変わらないものがあるとすれば
二人がこの部屋にいるということ
癒えない鼻炎と二人三脚
君を入れると三人四脚
冷たい布団もいいと思える
暖かい君の隣で寝てたい
休まずに続く時間の中で
何もかも変わらないはずがないとしても
二人がこの部屋にいるということだけは
世話しなく巡る季節の中で
かろうじて変わらないものの1つだろう
二人がこの部屋にいるということは…
11.指先
歩道橋の上 ニセモノの星の名前を思い出す
姿も形も体温もそこにあったのに
東京の空 よくできた恋の答えを探してる
何度も何度も探しても見つからないまま
二人の絡まった指先はいつか ほどけてしまうよ
そうならないように強く握ったのは いつの日だっけ・・・
東京はほら 大好きな影の行方をくらませた
毎日毎日探しても見当たらないまま
幼く絡まった指先は いつの間にか離ればなれ
そうである事に気付いてしまったのは ついさっきなんだ
貼りなおされた新しい映画のポスターを見て
「今度行こうね」って君は言った 確かに言ったんだ
幼く絡まった指先は いつかほどけてしまった
そうである事に気付いてしまったのは ついさっきなんだ
二人の絡まった指先を 僕が忘れてしまったり
そうならないように強く握ったのは あれ いつの日だっけ・・・
東京はほら 大好きな人のその手を連れ去った
毎日毎日探しても見つからないまま・・・
12.偉大なる君へ
天気予報に裏切られ 雨が降る町を僕は
一人傘も差さないまま電車に乗りこむ
君がいればおそらくは 傘を押し付けられてた
君がいれば濡れないまま電車に乗れたよ
煙草の匂いが嫌いで 煙たがる君のせいで
僕は夜の月に照らされベランダでふかした
煙草の匂いが嫌いで 文句言う君はいない
なのに今も月に照らされベランダでふかしてる
君の偉大さを知ったのは君がいなくなってから
濡れたコートを干したら次の日床が濡れていた
君の偉大さを知ったのは君がいなくなってから
部屋に入ると体に染み付く匂いが気になった
昨日炊飯器が壊れ 米が炊けなくなった
一人パンを頬張ったら買い物に行こう
だけどどれを買うべきか 何もわからない僕は
仕方なく買わないまま電車に乗り込む
君の偉大さを知ったのは君がいなくなってから
さんざん食べたご飯が次の日恋しくなった
君の偉大さを知ったのは君がいなくなってから
パンにのせるハムエッグが僕にはうまくできない
君の偉大さを知ったのは君がいなくなってから
君がいないと僕は何もできやしないんだ
13.Old Melody
届かない想いだと決め付けた
鳴らすのをやめた音はギターに篭った
枯らさないと誓った花は枯れ
隙間から吹いた風で綺麗に舞った
閉じ込めていたんだろ 抱きしめていたいんだろ
君の事を見るたびに 何で胸が痛いんだろ
暗い色した想いばっかり君の元へ
飛んで行ってしまうのはどうしてだろう
待っていない僕のこと待っててくれないもんかな
使い古した言葉ばっかり窓の外へ
飛んで行きたいと僕に訴えてくる
買って以来開けてないピックの袋を破る Gの向こうで
昨日には今日が来ると知り
今日から明日までの期待は外れた
逃げ道を残しての天気予報
雲間から覗く光で見事に悟る
間違っていたんだろ 正しいと思ったんだよ
君の事を知りたいと 僕の胸に描くすべてが
滲む絵の具で心ばっかり描いたふり
そんで手に入れたのはただの物体だ
降っていない雨にでも濡れて走って行きたいな
使い古した言葉ばっかり窓の外へ
飛んで行こうよと僕を誘ってくる
描いて以来弾いてないメロディ思い出した 君のところへ
閉じ込めていたんだろ 抱きしめていたいんだろ
なのに何故ムキになって 僕は君に会いたいんだろ
水性ペンで心ばっかり描いたふり
そしていつの間にか濡れて消えてた
降っていない雨にでも濡れて消えてしまったのかな
滲む絵の具で心ばっかり描いたふり
そんで手に入れたのはただの物体だ
降っていない雨にでも濡れて走って行きたいな
使い古した言葉ばっかり君のほうへ
メロディに乗って僕とともに向かう
買って以来開けてないピックの袋を破る Gの向こうで 君のところへ
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