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君へ、僕より
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作詞 あいお |
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そう、好きだったんだ
今の自分はそれを否定するかもしれないけれど
思い出してみたら ほら
あの頃 確かに僕は君を好きだった
それはどうしようもなく好きだったんだ
今は違う恋をしているよ
彼女は明るくて 優しくて 料理上手
それはそれは充実した恋愛なんだ
それに比べてひどいもんだ
君はわがままで 泣き虫で おっちょこちょいで
ぶつかり合いの日々だったね
思い返してみるとなんで一緒にいたのか
今の自分にはどうも説明できないんだ
でも 気付いたんだ 今から見ちゃ駄目だって
あの頃の自分になって 目を閉じたら
その年 一番心地いい風が吹いた日
木漏れ日が照らした君の笑顔に
僕は確かに恋をしてしまっていたんだ
そう、好きだったんだ
今の自分は否定するかもしれないけれど
思い出してみたら ほら
あの頃 頭の中は君でいっぱいで
いつだって君のことを想ってたんだ
「私のどこが好きだった?」
澄んだ瞳に見つめられて 戸惑いを隠せない
別れた後でも僕を困らすんだね
今は本当に彼女のことが大好きなんだ
いつも想ってる それは確かに嘘じゃない
でも 君が僕の手を振りほどいて走ったとき
僕は確かに思ったんだ もう恋はできないと
心の風穴は もう埋まることはないと
木漏れ日が照らした君の笑顔は
僕のたった一つの宝物だったんだ
そう、君を好きだった
今の自分に否定なんてさせない
思い出してみたら ほら
あの夜 僕は涙がこぼれないように
流れ星を見つけようとしていたんだ
星なんて一つも見えないのに
思い出を否定したりしないで
悲しかった 苦しかった 辛かった
確かに好きだった それでいい
そう、君を好きだった
今の自分が否定しようとしたら
優しく抱きよせて ねぇ
あの頃 輝いていた君の笑顔が
確かに僕の支えになっていたんだ
ありがとう 君のことが大好きだった
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