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「余味姫」
作詞 apple*
款冬の葉に置く露 それは私の形
果敢無いのは 遅る側に生まれてしまったこと

遅れ先立つこの世の習いに
感じる痛みの形は無常
何故 私に感情が存在するの?


西の彼方にたどり着く者 道を知らない私は行けず
何処からか聞こえる岩清水に 身を休める

ことわりの別れに思いを馳せ
別れの理不尽さに泣く


まだ得ていないのは 呼び名
得たところで誰が呼ぶ?

理解していても なお
惜しんでしまうのだろうか?



伝統を誇る 闇に埋もれて
探る気配はやはり空虚で

その衆生の終焉まで あと僅か
ようやく付いた名と共に 消え逝く露



たどり着いた先で 貴方に出逢えることを
心から願うばかりです

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 「余味姫」
公開日 2007/09/28
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 小さな命に付いた名前。
意味するものは、死別。
apple*さんの情報













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