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「余味姫」
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作詞 apple* |
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款冬の葉に置く露 それは私の形
果敢無いのは 遅る側に生まれてしまったこと
遅れ先立つこの世の習いに
感じる痛みの形は無常
何故 私に感情が存在するの?
西の彼方にたどり着く者 道を知らない私は行けず
何処からか聞こえる岩清水に 身を休める
ことわりの別れに思いを馳せ
別れの理不尽さに泣く
まだ得ていないのは 呼び名
得たところで誰が呼ぶ?
理解していても なお
惜しんでしまうのだろうか?
伝統を誇る 闇に埋もれて
探る気配はやはり空虚で
その衆生の終焉まで あと僅か
ようやく付いた名と共に 消え逝く露
たどり着いた先で 貴方に出逢えることを
心から願うばかりです
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