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蜂蜜林檎味のキャンディー
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作詞 苺爆弾 |
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列車の窓から、そっと耳打ちするように吹く風。
その風にのって、
甘い香りがしてきたの。
蜂蜜林檎のような、甘い甘い香りが。
私の聴覚を支配するの。
私が今食べている桃味のキャンディーも、
その香りに支配されて、
蜂蜜林檎味のキャンディーに変わったよ。
隣で寝ている貴方の香りが。
甘くて、優しいの。
私が、蜂蜜林檎味のキャンディーを舐めているの。
貴方が寝ている間に。
本来の味を忘れてしまったよ。
甘く切ない味、
今まで味わったことの無い味。
恋してるってこういうことを言うのね。
恋してる味ってこんな味かな?
眠っている貴方に聞いても
返事は返ってこないのに。
貴方の、香りの所為。
こんなに切なくなっちゃうのは。
少しばかりのハッカの味。
これもまた、恋なのかな?
好きなんだよ。
貴方のこと。
貴方の香りも。
全て。
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