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神は俺に興味がない
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作詞 霧島綴色 |
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そんな目で見るなよ
この俺を消したいなら消せばいい
そうさ たとえ興味が無くても 俺はお前を信じない
真昼の空の分厚い雲は 俺の影を
作るのが怖くて 空の光を閉じ込めた
僅かに濁る空の表情が気付かせる
雨の降る予感に 俺は足を急がせた
真夏の風が俺の邪魔をする雨の日は
錆びれた自転車のスピードを落とす
「ついてないな」と思いながら 駆け抜ける
悴んだ掌が 痛そうに泣いていた
不条理も 理不尽も どれも付き纏ってくる
不運を味方にする俺を 笑うと痛い目見るぜ
閉ざされた雲の合間に 笑い声が聞こえたような
この世界の不条理は お前が望んだの
そんな目で見るなよ この俺が憎いなら言えばいい
そうさ たとえお前は俺を知らなくても それでいいから
忘れないように 隠し持っていたもの
手を伸ばせば届くかな
傷をつけないように 落とさないように
この降り続ける雨が もしも慈悲なら
もっと解りやすく愛してくれよ
生まれた意味の一粒を 降らせてくれよ
そんな目で見るなよ 興味無いなんて言うなよ
心に翼が欲しい 未来の果てを祈ってほしい
見慣れた俺の毎日を 俺の全てを
もっと可哀想な眼差しで 俺を見ろよ
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