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夢も見えない夜を駆ける
作詞 霧島綴色
人がいない夜のほうが 僕は好きなんだよ
「そろそろやめとけ」って言いながら
狂ったフリを続けた

冬が終わるその前に 長い夜を過ごしてさ
誰かの真似事も もう厭きた
人と違う事がしたい

溢れ出すような 夢とか希望
そんなものより信じたい事 その全部を
長い夜に 見ていたいな

壊れそうな夜を越えて 独りきりの夜を越えて
走り疲れて 息を切らして 立ち止まった その時に
僕は全てを見たんだ

「全て」ってつまりはどういうことか
考えてみたら よくわかんなくて
ありふれた言葉の割には あんまり知らなくて

見えた事 聴いた事 感じた事
どれを欠いても生きてはゆけるけど
考えただけで怖くなる 僕らは弱い人間だ

広い宇宙が語り明かした「全て」の歴史
でも僕が叶えるこの夢は あの宇宙より広く

見つけ出す前に 笑われる前に
明日を夢に変えられるなら

壊される前に 踏まれる前に
僕を僕でいさせて

心の壁に塗り潰した 赤色ペンキの跡
そこに何を描いてたの それともすでに厭きたの

見えた事 聴いた事 感じた事
どれを欠いても生きてはゆけるけど
考えただけで怖くなる 僕らは幸せすぎる存在だ

広い宇宙も狭い心も「全て」のひとつで
でも明日が見えない恐怖が 僕を癒してくれる

人がいない夜じゃないと 僕はいられないんだ
好きになった人に恨まれて
狂ったフリを続けた

光り輝く 明日が見たくて 闇に染まった夜を抜けて
走り疲れて 眠りについて 眼を覚ました その時に
僕は 朝を迎えた

闇の中の自分の声が 少し怖く聞こえたよ
「壊せ 壊せ 壊せ」と叫んで 人の夢を引き裂いて
自分の中の自分に 僕は足が竦んだから

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 夢も見えない夜を駆ける
公開日 2007/12/03
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 夜は好きなのです。でも夢が見れなかったら退屈なのです。
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