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星のなる木
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作詞 霧島綴色 |
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明日の僕に何かを期待して 一体何になるんだろうね
昨日も今日も 僕はずっと僕でした 何も変わらない僕でした
明日になってみれば また何か違うのかな
全く同じ「今日」が 「明日」にあるわけないのにね
でも
明日も明後日の僕も 一ヵ月後も一年後の僕も
昨日や今日の僕が見えてくるのは何故なの?
それでもなんで ボクはなんで 明日を待とうとするの?
「幸せ」を生きたいの
布団のなかで僕は思う 「ボクは何をするため生まれたの?」
世間ではそれを「タブー」と言うらしい
眼を閉じて闇を作ってみても 僕は楽になれやしないの
別に先立つわけじゃないけど もしそうなったらどうか許してね
夜が長いんだよ 夜は寒いんだよ
頭は痛いのに 目の下は黒いのに
明日の僕に何かを期待して 一体何になるんだろうね
一寸先は闇だけど それでも頑張る僕がいる 頑張るために今がある
明日になってみても きっと僕はここにいる
何も解らないまま 明日を迎えるんだ
羊のかわりにね 星を数えるの
でもどれを数えたか解らなくなって 気付けばもう夢の中に
その日数えた星の数も 夢の中で起きたコトも
明日になれば忘れるの だから明日のボクも今日のボク
でも日を増すたびに夢の中を覚えるようになるの
そこで「星のなる木」を見つけたんだ
でもその木はね 背が高くて 一番下のあの星すらね
今の僕じゃ手を伸ばしても届かないの
だから ね
あの木の中で一番低い 一番輝かない星が
手に届くようになるまで 僕は生きようと思うんだ
だけど夢の中で誰かに 「一体何年かかるの」と笑われた
そんなの知らないよ
僕が生きたいと願っても 叶えるのは多分誰かです
だからその誰かに 「生きたい」と伝えるのがボク
そしてその誰かから 生きる権利を奪い取るのが僕の夢
あの木の一番てっぺんで 一番輝く星は誰のもの?
わからないから こうしよう
あれは「キミ」 でもキミって誰? わからないけど こう呼ぼう
いつか「キミ」に手が届くよう 頑張って生きてやる
羊の代わりにね 星を数えるの
今じゃ星のなる木が僕のそばにあるから 気付かなくても夢の中に
やっと一番下のあの星に 手が届くようになったんだよ
明日になっても覚えてるの だから昨日のボクは 過去のボク
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