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winterer
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作詞 霧島綴色 |
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冬の街 凍えそうな並木道
この道は すっかり葉が落ちた木が並ぶ
どこを見ても何もない殺風景だから
君の笑顔がいっそうキレイに見えるよ
君が好きな季節 それは冬だといった
「なぜ?」って聞いたら
「人の温もりが嬉しいから」と 僕の好きな笑顔で言ったね
ずっと 続けばよかったのに
そんな夢は冬の直前で終わった
君の温もりを感じる前に 冬の寂しさを味わった
そして僕は冬が大嫌いになったんだ
独りじゃ寒すぎるから
手をつないで歩く 幸せな夢を見た
でも僕の右手は ちっとも温かくなかった
「そりゃ、夢だから?」って鏡の前で開き直って
自分を自信づけてやるのさ
「別れた後」も「冬の朝」も 寒い事に変わりはない
その寒さ自体が 体で感じるか、心で感じるかの違いだけだ
でも 両方寒いときには どうすればいいのかなぁ・・・
手をつないで歩いた事はあるさ
強く、ただ強く握り締めて
「僕らがいつまでも続きますように・・・」
そう願って繋いだ手を 振り払われて
僕の右手は 軽くなったんだ
君と 僕の デートはいつの日も
暑すぎない、寒すぎない気温だった
少しくらい寒くなってほしかった
君の温もりに触れてみたかったんだ
そして 神頼みしたのさ
「どうか神様 一度でも僕らに寒い日をください」
確かに 僕の毎日は寒くなった
でも 少し寒すぎるんだ
君を失って手に入れた寒さ 心にしみた
軽い足取りで歩く 冬の並木道を
いつもより早く通り過ぎていくのはなぜかな
歩幅をあわせて歩かないからかな
右手がカラになって 軽いからかな
・・・まぁ、どっちでもいいや
もう歩幅をあわす必要もない
右手を気にする必要もないんだ
君と歩いたこの道を さっさと通り抜けよう
ここの風は 独りじゃ冷たすぎるから
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