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赤い糸
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作詞 mao. |
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夕方の帰り道 オレンジ色の光浴びて
二つの影が伸びて くっついて揺れる
甘いひと時 さわやかな風うけて
流れる時は いつもより長い気がした
笑う声は いつも二つ 重なり合って
奏でるメロディー 幸せな色に染まっていく
あなたの左の薬指の先から 見えたのは真っ赤な細い糸だった
目で追っていけばその先には あたしの薬指 自然に笑顔溢れて
ずっと一緒だよと 口で言っていれば幸せだった いつもの帰り道
ヒビはいつの間にか 白くあたしたちの横に伸びていて
重なる二つの影も 静かにわかれていった
鏡のように 脆くて 必死に取り繕っても
糸は絡まってゆくばかりで 解けたりはしないこと 知っていたのに
なくなる会話 重っていた声も 跡形もなく消えていった
赤い糸の先 あたしの薬指はなくて 知らない細い指
別れの言葉なんていらないよね だってなによりもそれが証拠でしょう
わかっていたの あなたの心がここにはもうないこと
でも でも あたしから別れを告げることはできないよ
あたしは今でも あなたの薬指の先にあたしの薬指を探しているから・・
甘い声はいらない ただ別れの言葉も嫌なの
心はなくてもいいから あたしから離れないで・・
歪んだ恋人でもいい 何も求めないから
この場所だけは 他の子にあげないで
あたしの赤い糸の先 あるのはあなたの薬指
心は繋がれていない 細い細いあたしたちの赤い糸
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