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ひとりぼっちの王様
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作詞 米 |
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いつの間にか夜が来た そうして朝は凍えていった
ようやく目が開いて 笑わせる自虐心
鏡を覗いてみても そこに何もうつらない
重たい空気に 肺がひどく邪魔で 結局もう一度腰をおろした
聞こえるのは 雨の音と風の音
目に見えるものばかり 集めては捨てていった
捨てられたものは文句も言わない
それさえもできない弱いものを
選んで集めて 満足してた
ひとりぼっちの王様 ガラクタに囲まれて
さぞかし愉快だったのだろう
やけになって 色んなものを捨ててみて
灰色の壁を眺めていて
聞こえたのは 生きる音 僕の音
自覚なんていらなかった 誰かに見て欲しかった
誰よりも僕が見てやれなかった
生きてたことさえ 忘れてしまっていた
やたらに荷物を抱えこんで この耳は次第に眠りについて
いつの間にかそれさえも捨ててしまったんだ
灰色の部屋 重たい空気に身体が邪魔で
眠りについて 聞こえるのはひとつでいい
生きる音 それだけでいい
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