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道の記憶
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作詞 米 |
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今まで歩いてきた ただ広い道の続き
両手に抱えた 種の袋
生命の始まり 僕の手の中眠り続ける
誰にも見せずに 温めた
芽はまだかって 何度も覗いてみたり、して
雨は唄い 雲が伝える
命の始まり 待ち望んでいる 両手 両手
これまで抱えてきた ただ長い道の真ん中
破けてしまった 種の袋
生命の終わり 僕の手の中こぼれ落ちる
誰にも知られず 膝をつく
芽は枯れたって 何度も悔やんでいたり、して
土が知らせ 風が呼んでる
命の終わり 意味を失う 両手 両手
塞がる身体を揺さぶる声
「ここで確かに息をしているよ 見守ってるよ」
ただ広い道の途中 引き返した
そこで見つけた 花の色
命の続き 呼吸の始まり
道を戻って気付いたもの
この手を放れて 美しさを見つけた
ここから始まる足跡 辿る先はないままだけど
忘れないで
その背中に咲く花
確かに生きる生命の花を
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