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金木犀
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作詞 Kei |
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坂道を登る 風の匂いがいつもと違った
夢の世界に入り込んだようだった
その匂いの正体は 坂道の上に咲いた山吹色の花
坂道を登る さよならが似合う景色だ
あの公園のベンチも あの草木も
その花は見過ごさずに僕らを見ていたようだった
ほら 見える 夕暮れに光る花が
光り輝く夕日を浴びて 金木犀はその名の通り
花びらを金色へと 変える
見落とす前に気付いたよ その香りが僕を呼び寄せた
別れの後の優しい世界は 見逃さずにつかまえた
君を逃したすぐ後に
大事なものを落としてしまった 涙と一緒に
別れの後の 夜は寒すぎた でも耐えた
「ここが踏ん張りどころなんだ」って
窓を開けて 風を招きいれた すると
坂の上の花の声が聞こえる 忘れられないように
見落とす前に気付いたよ その香りが僕を呼び寄せた
別れの後の優しい世界は 見逃さずにつかまえた
君を逃したすぐ後に
大事なものを落としてしまった 涙と一緒に 思い出と一緒に
金木犀の歌が今 聞こえるか
忘れられないように 風が香る
元気付けるように 風が吹くよ
大事なものを また見つけた
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