|
|
|
欠落品
|
作詞 成瀬流欄 |
|
知っていた
知っていたけど知りたくなかった
いつまでもいつまでも 嘯くだけ
結局何も無い私は
いつからかこの世からぽとり、欠落していた
手を伸ばして求めてみても
誰かの瞳に映ることを願って
精一杯のこの心も
不快感を伴うだけだった
シンデレラみたいに
いつか報われたかったのだけれど
どんなに尽くしても尽くしても!
だれも振り向かない だから私は
わかってた
わかっていたけどわかりたくなかった
いつまでもいつまでも縋るだけ
結局誰もいない私は
いつからかこの世からぽとり、欠落していた
そっと待っていようって
誰かが私に気付いてくれることを願って
寂しい心はからっぽのまま
満たされることなくもっと…
白雪姫みたいに
いつか誰かが気付いてくれるって
どんなに待っていても待っても!
だれも気付かない だから私は
気が付いてた
気が付いてたけど秘密にしたかった
いつまでもいつまでも回るだけ
結局気付かれない私は
いつからかこの世からぽとり、欠落していた
誰も知らない!
私を知らない!
私を求めない!
私はいらない!
私を私を私を…
欠落品なんか誰もみむきしない。
どうせいらない。
どうせ邪魔者。
どうせ…。
誰にも愛されなくて
誰にも必要とされなくて
誰にも知られてなくて
そんな私ってなんて嫌な人間なの?
なんてつまらない人間なの?
私がいけないって、
私のこの頭が、
全ては私がいけないことくらい…。
私は空を飛んだ。
|
|
|