|
|
|
退屈。
|
作詞 成瀬流欄 |
|
涙を食らうアンドロイドに。
その鉄の身体に愛を刻もう。
赫い焔でその心を焼ききって。
永遠を誓う、純白の散る森の奥で。
無機質な声をこの手に捧ぐ。
銀髪が飛べば螺子を落として。
この身体に注ぐ有罪の液体を。
飲み干して1滴残らず、注射器に。
アンドロイドに愛を紡ぐ。
光を映さない白濁の瞳に。
透明すぎる肌に口付けを。
その首筋にコードを繋いで。
小鳥の羽を毟り取って。
魚の水かきを切り刻んで。
愛しきアンドロイド。
貴方にあげよう、全て、私も。
プラスとマイナスの海に沈んで。
危険因子を無理矢理とどめて。
許容量を超えてもなお。
私の心を食べては飲んで。
アンドロイドに愛を紡ぐ。
もう震えない鼓膜の薄さに。
心臓に赤赤と光る血を。
その首筋にコードを繋いで。
アンドロイドに愛を紡ぐ。
光を映さない白濁の瞳に。
透明すぎる肌に口付けを。
その首筋にコードを繋いで。
|
|
|