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紅い靴 黒いリボン
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作詞 成瀬流欄 |
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紅い靴 森の中を往く
黒い樹海 何処を探しても貴方はいない
求メルモノハ 貴方ノ愛 全テ 貪リタイ
森の奥 奥の奥 黒いリボンが巻かれた扉
つる草が表面を覆っている
ドアノブに恐る恐る手をかける
鈍く光るドアノブは 手に触れる寸前 消えてしまった
黒いリボン 紅い靴の上に落ちた
紅い靴のさき 泥が染み付いて赤黒い
貴方はいないとわかっていても確かめたい
求メタモノハ 貴方ノ愛 全テ 手二入レタイ
扉の前 つる草の奥 黒いリボンはちぎれてる
鍵穴に差し込んだ 一つの鍵は
私の思いの全て
カチャリと音を立てて やっと貴方に会える
心の鍵 知らぬ間に 消えていた
扉を開ける そのさきは棘の楽園
この服が鮮血に染まっても私は貴方を求める
朽チ果テタモノ 紅イ靴 黒イりぼん
服が鮮血に染まる 黒いリボンは後を轢いて
薔薇のように真っ赤な貴方 手を伸ばした途端消えた
それでも私 まだ手を伸ばす こんな身体朽ちてもかまわない
貴方の愛と毒々しい赤で埋もれるならば
赤黒かった靴 鮮やかな赫に染まった
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