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パレット
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作詞 ツェッペリ |
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もみじにはもみじの色
君には君の色があって
僕には僕の色は無い
パレットの上は真っ白さ
立派な筆は持っているよ
綺麗な水も汲んできた
デッサンはもう終わったよ
だけど僕の色が無いんだ
白黒の濃淡だけ
ベースは赤に白と黄色
ほんのちょっと茶色を入れるのさ
そうすれば僕の
肌の色には近いのだけれど
それは僕の色じゃない
それは僕の色じゃない
コスモスは自分の色を知っているのかな
もみじは自分が赤くなるの知っているのかな
君は照れると真っピンクになるの
知っているのですか
僕には僕の色はわからない
今僕は何色に見えていますか
ミルクチョコレートに初雪を入れて
ライオンの鬣を混ぜた色さ
そうすれば僕の
肌の色には近いのだけれど
そんな綺麗な色じゃない
そんなに綺麗な色じゃない
虹の色を全部混ぜたら何色になるのかな
春夏秋冬全部混ぜたら何色になるのかな
いつまでも君は・・・
初めて知った十人十色の意味
其々が其々の色をしているんじゃなくて
其々が其々の色を其々に感じる事
熱い炎より優しい紅に
因幡のウサギよりカワイイ白と
たんぽぽようにありふれた黄色を
混ぜた色に見えると
あなたは言ってくれました
そんな綺麗な色ですか
本当にそんな色ですか
パレットはまだ白いまま
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