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文
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作詞 SA!! |
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今の僕の立場は
君のお父さんからの依頼で来た人
「もう一度あの笑顔が見たい」
それが依頼内容
最初は自己紹介 紙に書いて教えた名前
もう覚えてくれたかな
君は僕をまだ視界の一部くらいにしか見てくれなくて
目が合ってるはずなのに 遠くを見ていた
「まず手でも繋ごうか」冗談混じりに言ってみた
やっぱり無反応 だよな まだこれからだ
昔話 世間話 全て独り言
でもちゃんと君に話してるんだよ
なんだかんだで
二ヶ月経ってて少し変化があった
君の目の色が少し変わった
僕としてみてくれてた
僕の問いかけに 小さく短い言葉だったけど
答えてくれた
気のせいか君が笑ったように見えたから
もしかしたら今ならって もう一度言ってみた
「じゃあ手でも繋ごうか」って手を差し伸べて言ってみた
少し消えた笑み 下を向いた やっぱり無理か
下げようとした もうやめとこう そう決めた手に
そっと小さな手のひらが置かれた
手から伝わるものは
話すことよりも大事なモノで
今まで越えられなかった限界点を
消してくれた また少し近づけた
君の笑顔もあの時に近づいてきた
買出しに5分くらい君の手を離した
帰ってきたら畳に敷かれた布団だけがそこにあった
置かれてた手紙に「ありがとう」という言葉とお金が入ってた
それを見たとき今の自分の感情が本物かどうかを確かめたくなった
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