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金魚。
作詞 東行コルク
苦しくて口を開けたら
がぼって 一つ
空気の泡が 浮かんで消えた
私は金魚
凍った池の庭で
暖かな 春をまつ金魚

世の中の狭さに
絶望しても
私を助けてくれるのは

誰でもないの

水草の間に
燃えている炎
それが 私の 本当の姿なの

鱗もない
無防備な肌に
突き刺さってく
誰かの悲しみ

淀んだ池で
誰かの 心の死骸が浮かんでいて
ここは とても

恐いわ
それでも 付けてくれるのは
誰でもないの
誰も居ないの

春になって
真っ白なお腹をみせて
ぷかぷか浮かんでいる 金魚

それが私なの

花弁の香りに
死臭を隠して

春の湧き出す水で
そっと 死んでいる金魚

それが
誰でもない
私なの

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 金魚。
公開日 2008/03/25
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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