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千と1人の夜。
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作詞 東行コルク |
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1人で居た時間が長すぎて
鮮やかである筈の心は 化石みたいに固まっちゃったの
優しく
一から紡いでは
この指が 棘に刺されたように血に塗れても構わないわ
君に出会った日から
夜も昼も明けず
世界は 灰色の闇に囚われて
時間は 止まってしまったよう
動かすのは
他でもない
自分だと 知っているの
手を のばし つかめ
そして 愛してあげるから
寂しいの?
寂しいよね
1人で居るなんて 耐えきれない
千の夜に
夜明けは来たの?
来ない?
それでも 起きあがらなきゃ
人間で居たいなら
百億の歴史を刻んだ石なんかに
興味はないの
百億の快楽を感じる
人間で居て
たった1人を恥じることはないの
千の夜に泣いても
人は
1人の人間だけを愛せるのだから
この指を 熱を 劣情を受け入れて
その後は 跡形もないくらい愛してあげるから
たった1人を恥じることはないの
千の夜に 心は泣いても
人は
その
たった1人の人間を愛せるのだから
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