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小さきモノ。
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作詞 東行コルク |
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遠く白く果てなく
誰かが あの 空の下で泣いていた
僕は なにも してあげられないまま
忘れ去られたように 下を向いていた
世界の生きている全てが幸せになりますようにと
祈ってみてから
僕は 僕の小ささに気がついたんだ
小さな手
その中の小さな指
こんな物を 胸の前で組んでいたって
だれが 花のように笑えるものか
だれが あの 光のように 幸せになれものか
なにか 動き出さなきゃ
小さな一歩でも ここから 抜け出さなきゃ
小さくて 何が悪い
大きくたって 偉くたって
ただ其所にいるだけなんて
ただ 人の死を待つような物だ
なにか 動き出さなきゃ
腐って 土に 変える前に
預かった未来を 守り抜かなきゃ
小さくて 何が悪い
全ては 抱えきれない脆弱さを見せても
今 僕にしか運べない
しあわせが あるはずなんだ
遠く白く果てなく
誰かが あの 空の下で泣いていた
僕は なにも してあげられないのは 嫌なんだ
忘れ去られたように 下を向いていた
けれど
唇 噛みしめて
だめだ
だめなんだよ このままじゃって
呟いた
世界の生きている全てが幸せになりますようにと
祈ってみてから
僕は 僕の小ささに気がついたんだ
小さな手
その中の小さな指
それを誰かにさしのべる術を見つけて
行かなくちゃ
もらった物を 返すときだ
生きてるって
小さくても 生きてるって
なあ
そういうものなんじゃないのか
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