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狂い咲きの桜の木の下
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作詞 トミノ |
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遠い昔の話 狂い咲きの桜の木の下に彼女は立っていた
その姿は綺麗で美しく でもその伏せた顔はどこか悲しげだった
切ないその姿は桜には残酷な程似合っていて
涙を隠した君は此方を見て涙の痕がある顔で微笑んだ
忘れたこの場所をモノクロの写真で君と写す
桜のように舞っていった君と願わくば届かぬ想い
巡りめぐる季節の中で垣間見たものは
罪深き美しき思い出 刻まれし悲しき時
何も出来ない君は桜の木の下でまた涙を流してる
救ってあげたいのに ただ見ているだけだった
もう一度この場所で 忘れ去られたこの場所で
たった一度の春 この場所で永遠に
夕暮れの空に浸りずっと待ち焦がれてたあの頃
また懐かしんで涙と共に消えた一枚の記憶
今だけでいい 彼女の傷跡が消えてくれれば
公園に咲く桜の木の下で 霞んで見えるは君の姿
花びら一枚一枚散って壊れた運命と
美しい罪と罰 果てし無き夕空と消えた春
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