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パパ
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作詞 451f |
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近くにいても 言葉さえ交わさず
すれ違いばかり 視線も合わない
二人 いつから こんな風になって
巡る血は同じ でも世界が違う
家から離れて 街で偶然
あなたの姿を見かけた
別人のように輝いてた
あなたは素敵だった
幼い頃は 泣いてばかりの私を
あなたは いつも優しく あやしてくれた
眩しい日差しの夏の日も ずっと
凍えた冬の時も 二人 一緒だった
つないだ手と手は いつから離れて
私は別の手を握り
改めて知った あなたは
どこか 別の人だった
広い背中 大きな手
笑う度に 皺見せる頬
灰色の髭 そして温もり
全てが かけがえのないもの
並んで歩いた記憶は遠く
うまく想い出せないくらい だけど
甘く苦い痛みの傷跡は
今も 心に刻まれたままでいる
夢を見ていた 少女はいつか
恋を見つけ 明日を知った
目覚めの光は 切なくて
言葉なくしたままで
手探りの日々は どこか危なげで
失った絆を もう一度 あなたに
求めた何かは目に見えないもの
いつ どんな時でも 二人 変わらぬよう
離れた手と手は 互いを求め
埋もれた空白 探して
改めて知った あなたを
私は ずっと 抱いている
広い額 大きな声
笑う度に 目を細めてる
灰色の髪 そして優しさ
全てが かけがえのないもの
全てが 大好きなままのパパ。
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