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午前三時のラブソング
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作詞 RAi. |
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午前三時、いつもと同じ
あなたからメールが届く
「今寝てる?」
仕事終わりの疲れた顔が浮かぶ
携帯電話の着信履歴
一番上の番号をプッシュして
あと何秒?
愛しいあなたの声がきこえる
「会いたい」
って言えばきっと
あなたはすぐ飛んでくる
でも、まだ一歩踏み出せず
「お疲れ様」
の一言にあたしの気持ち込めた
電波にのって届く
心地良い優し声
いつの間にか夢の中へ
片足をつっこんで
「おやすみ」
言ったのはいいものの
どちらからも切れなくて
無言の時間だけ過ぎる
恋しくて苦しくって
今すぐ会いたい、あなたに
距離なんてなければいいのに
ぎゅっと目を閉じて思う
ため息だらけの毎日が
変わったのはあなたと
出会ったから、恋をしたから
初めて色づいた、あたしの世界
ねぇ、上手く言えないけれど
あたしあなたを愛してるわ
だってこんなにあたたかくて
切なくって息ができない
なんの根拠もないけど
ただこの胸の高鳴りが
あなたのせいだってこと
たぶん絶対そうなんだ
繰り返す毎日が
楽しいと感じるようになった
嬉しい変化は数えたらキリがなくて
「また明日」
いつだって最後の言葉は
あなたからあたしに
何も言えなくなって
数秒後には空しい音が
耳に残って消える
「また明日」
途切れた電波に向かって
ひとりそっと呟いた
三日月が沈む頃には
あたしはもう夢の中
愛しいあなたと手を繋いで
笑い合って歩いてる
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