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傷跡〜証〜
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作詞 RAi. |
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手首に走る何本もの傷跡
僕が僕であるための証
滴り落ちる血は
ルビーの赤よりも美しく
線を画く時の痛みは
この世界の誰よりも優しい
もしもこの傷跡が奏でるメロディーを
誰かがどこかで聴いていて
僕の声が君に届いたら
夢の中でもいい
会えるかな
そうしたら世界の果てで
手を繋いで空を見上げよう
左腕の×印をそっと指で撫でてみる
僕が生きているその証
日常は限りなく灰色で
僕には太陽は
ほんの少し眩しすぎて
目を細めて飛行機雲を追う
夜の空に箒星が
たったひとつ零れ落ちたら
願い事なんてしないけど
両手を広げ星をつかみ
遠くの君に想いよ届け
空が明るくなりはじめたら
銀色に輝く月に少しの間の「さよなら」
僕が僕である証は
間違いなくこの傷跡で
僕が生きている証は
×印の深い傷跡
つけた傷を後悔したことは一度もない
だってこれは唯一の
僕の唯一の誇りなんだ
強くなれなくたっていい
涙我慢しなくてもいい
弱音吐いたって愚痴ったって
たったひとつの大切なもことを
忘れなければそれでいいんだ
傷跡を無理に隠さないで
それは君の強さの証
いつか君にもわかるだろう
たったひとつの大切なものが
そしてその傷跡の本当の意味が
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