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I−You=0
作詞 seek
譬えば君が最初からこの世に在なかったのなら、
僕は哀しみを識らずに済んだだろう。
譬えば僕と出逢えていなかったのなら、
僕は愛を識らなかっただろう。

君が僕の前から消えたあの時から、
僕の瞳に映り込む情景の中に君を捜している。

僕の瞳は君を映すためだけにあるのに、君だけが映らない。

この瞳はずっと君の残像を映し続けるよ。
この声は君の名前を奏で続けるよ。
君が僕の事を忘れても、僕は君の事を忘れないと誓うよ。

気が付けば、頬を伝い落ちていく冷たい雫。
「僕も墜ちて逝ければ佳いのに・・・。」

譬えば僕が最後までこの世に在るのであれば、
君は最後まで僕の心の中に生き続けよう。
譬えば僕がそこに逝く時が来たならば、
君と永遠に一緒に在られよう。

君と再び逢えるその瞬間まで、
僕の心は君だけを想い、求め続けよう。

僕の思考は君を如何に幸福にするかしか、考えていない。

この想いはずっと君だけに捧ぐよ。
この声は君の名前を奏で続けるよ。
この耳は君のどんな囁きも聞き逃さないと誓うよ。

だからお願い。どんなカタチでも佳いから、僕の傍に在て。

暗闇で瞳を閉じれば、君に逢えるんじゃないかと、期待して夢の世界に墜ちていく。
気が付けば、薄日。覚醒しきっていない朦朧とした意識の中で、
ただはっきりしているのは、虚無感と瞳から零れ落ちる涙。

この瞳は君を映すためだけに。
この唇は君の名前を紡ぐために。
この胸は君を抱き締めるために。
この心は君だけを愛するために。
この命は君を守り抜くために。
僕の全ては貴女のために。

君の全ては僕の全てを囚えたまま、解放してくれない。
僕は永遠に君に繋がる鎖をこの身体に纏い、想う。

譬えば僕が君の代わりに・・・。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル I−You=0
公開日 2007/06/04
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント これくらい人を愛することができる時がくれば良いと思って書きました。悲恋っぽく仕上がってます。
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