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傷だらけ机
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作詞 安田系 |
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傷だらけ机の上で 寝た振りしてる君
"近寄らないで" オーラがそう言った
隣のクラスからいつもの奴らがやって来た
君が少しだけ震えるのを見た
いつものように勝手に付けたあだ名を呼ぶ
バカにされて苦しくて それでも耐え抜く君がいた
平和を求める小さな芽に 奴らの欲望の炎が
重なり合って 消し尽くしたんだ
焦げきったその小さな芽を 助けるべき僕の手が
一歩踏み出せなくて 悔しくて
君が楽しそうに笑って 奴らと肩を組む
写真に写る小さな背が虚しさを語った
君は今日も一人机の上で 頭を腕に沈め
僕の心は痛み 自分の不甲斐なさを思い知った
いつものように奴らは君のあだ名を呼ぶ
傷だらけ机の上の君を見て それでも動けない僕がいた
安心を欲しがる君の背中に 奴らのバカにしきった声
突き刺さって 君を崩し尽くしたんだ
壊れきったその心を 救うべき僕の手が
震えてばかりで 助けられなくて ただただ悔しくて
関係ないと思ってたんだ 奴らが君を崩しても
僕には問題なかった 見て見ぬ振りをしてた
今更になって気づいたんだ 君を救うべき手があることを
今更になって気づいたんだ 君が僕を求めていたことを
僕自身君を崩していたこと
ボロボロの羽が君を隠す 助けを拒むかのように
包み隠して 君を埋め尽くしたんだ
僕の手が羽をどかしながら 君へ救いの言葉をかけたんだ
"大丈夫?"震えきった声
まぶしく光る笑顔をみせるばかりで ただただ嬉しくて
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