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誰も知らない僕
作詞 Y
「視線の間にそびえ立つのは
 透明で巨大なベルリンの壁
 会話を冗談で組み立てては
 冗談に空虚さが比例しているのさ」

 仲の良い人が何人もいながら
 本当の友達がいないというなら
 親愛なるキティーの代わりに
 このメロディーに本音を投げ出せばいい

「僕は決していい人なんかじゃなくて
 傷つかないよう逃げ道を広げていた
 それでも愛に飢えて愛を探して
 誰も知らない場所に涙を隠していた」

 崩れてゆく塔が抱えているのは
 力に迷ったリトルボーイさ
 愛がそれを溶かしてくれるはず
 それまで重みを受け止めてゆこう

 悪人だけが特別なんかじゃない
 誰でも抱えてる押さえているもの
 それへの否定が止められないままで
 自分自身を愛する術を失ってただけ

「荒野に佇む兵士の外面は
 能面みたいに複雑な表情かな
 言葉に出来ない気持ちを飾って
 どんな痛みで正直になれる
 この詩から君は何を感じてる?
 無数の冷戦よ 早く朽ちてくれ」

「ここは決して良い国なんかじゃなくて
 錆びたナイフをポケットに入れ 笑顔を見せるだけ
 その中愛を探し愛を汚して
 空も知らない雨に人は濡れている」

「僕は決して完璧じゃなくて
 弱い心と弱い体を背負って生きている
 それでも飾ったり誤魔化したりはしないで
 誰も知らない僕の声をばらまいてゆこう」
 
 少しずつ嘘ばかりの世界が本物に変わり
 誤解されて汚されている人の美しさが光る

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 誰も知らない僕
公開日 2007/11/16
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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