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陰暦の月達よ
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| 作詞 真紅 |
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年の初めに、睦月が昇り始める
一番に昇るのは
冬空輝く睦月だろう
また今年も宜しく
雪が降り積もった頃、如月が昇る
星に負けじと光って
僕らを照らす如月だろう
その淡い光でね
花達もそろそろ咲く、弥生も昇る
華のように可憐に
薫ってきそうな弥生だろう
優しい微笑でね
散る散る桜も終わり、卯月が昇る
儚く夜空に
浮かびあがった卯月だろう
夜空に映えるから
風が心地良い季節、皐月が昇る
鯉幟と共に
宙に泳ぐ皐月だろう
舞姫のように
雨の所為で鬱になる、水無月昇る
梅も乱れ咲いて
流れゆく水無月だろう
ゆらゆら揺らめき
海に夕日が沈んで、文月昇る
暑くなってきた時期
蝉の声聞く文月だろう
風鈴が響く
夏真っ盛りとばかり、葉月昇る
はしゃぐ子供の声
遊ぶ子を見る葉月だろう
時間も忘れる
紅葉見えた頃、長月昇る
少し寒くなって
涼しげな長月だろう
見守りながら
月映える夜に、神無月昇る
月見する家族
笑い合う神無月だろう
妖しげに光り
陽落ちが早まり、霜月昇る
寂しげに別れる子供
辛く感じる霜月だろう
綺麗に輝き
寒さ冷え込む、師走昇る
そろそろ今年も終わり
哀愁の師走だろう
お疲れ様でした
月はいつも僕らを見守ってくれている
優しく 綺麗に 妖しげに
夜空に浮かび輝く
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