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散リユク華
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作詞 真紅 |
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鮮血を浴びて 屍を踏んで
我は今何処に向かっているのだろうか?
散リユク華の馨しき薫りは
まるで人の命のように脆く儚い
冷たい雨がしきりに降り続く
例えばそう 戦場に降り注ぐ矢の如く
きっとその雨は我にこびり付いた
紅を洗い流す為
この世を総て虚無で包んで
暗黒が我の心に優しく蔓延る
きっとそうして 世界は闇夜に覆われる
我の傷を癒す為
制裁を受けて 空を切り裂いて
我の漆黒の髪は風に靡き
散リユク華の薄紅色は
まるで我の心のように淡く儚い
嗚呼イノチは総て滅び
もう我以外に誰もいなくなった
植物も 動物も 人間も
皆殺された
それは 誰に?
阿修羅の仮面に顔隠し
舞姫のように華麗に踊り狂う
飛び散るは赤の水滴
我の唇は血に濡れて 嘗め取られる
命を捧げて 赦しを請おう
我の代わりにこの世界に新たな芽吹きを
散リユク華の小さな花弁は
まるでこの世界の命のように煌き光る
散リユク華は総てを見つめ
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