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尊キモノ
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作詞 琥炉 |
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何の変哲もない毎日に
少年は不満を感じてた
幸せを探しに旅に出た
初めについた町では
最高の待遇を受けた
金持ちに気にいられ
富と名誉を貰った
とても とても幸せだった
何の不自由も無く暮らしてた
でも
心にポッカリ穴があいたみたいに
どこか満たされなくて
そして どこか寂しくて
少年は再び旅に出た
次についたのは
小さな 小さな村だった
貧相なところだけど"人の優しさ"が溢れてた
とても とても幸せだった
決して楽ではないけれど。
でも やっぱり心の穴は埋まらない
どこか 満たされなくて
そして どこか寂しくて
少年は自分の村へと帰っていった
長い間 手紙すら書かなかったのに
村には少女が待っていて
それを見て やっと気づいた
「僕はとても 幸せなんだ」
富も名誉も無いし
少年を優しく包む沢山の人も居ない
でも 心の穴は埋まってて
そして どこか嬉しくて――…
とても とても幸せなんだ
"おかえりなさい"って
待っててくれる人がいて
少女がとても愛しくて
少女にとても愛されて
それがとても幸せだった
何の変哲もない毎日に
少年は幸せを感じてた
"平凡"は最高の"幸せ"だった
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