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-卒業-
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作詞 氷菓 |
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独り・・・
あまりに広過ぎる次元。
脳裏に巡る想い・・・
三年前の気持ち今一度確かめる・・・
無情に引き摺られて無理矢理来た祝福。
何も満たされない。
嘘を付いて「幸せだよ」
君はきっと泣いているだろう・・・
綺麗事があまりに綺麗過ぎて
顔を伏せ続けた・・・
きっと訳も無く、廻る時間に
身を任せていただけなんだ・・・
「卒業」
一言でどんな気持ちにさせるだろう。
強がっている?悲しんでいる?
僕も笑いたかったよ・・・
大粒の涙。
何にそんなに感動して、頬を寄せ合うの?
隅に捨てられた僕は何を祝福されるの・・・?
解らない。
歩いて掌に芽生える希望は何時消えたのだろう。
共に過ごし合う友達と、月日を流していたって、
どれ程の想いを君と言い合えただろう・・・
「苦しさは皆、共有している」
慰めの言葉。
そう、殻に篭る事は間違いだったのかもしれない。
これ程の差はきっともう埋まらないさ。
ゆらゆら揺れる記憶に身を任せ
このまま眠っていたい
ずっとずっと過去へ
もっともっと過去へ
一番、笑えたあの頃へ。
本当の僕を探しに行きたい。
「卒業」
君はその言葉に何を思う・・・
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