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廃人
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作詞 氷菓 |
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途方という言葉の意味を知る頃
「僕の事」そう言い聞かせた
多分、人間不信な部分も含めて
精一杯、叫んだんだ
苦しみなんて隠したって押さえきれない
吐き出す事は罪じゃない
僕を認めて貰う・・・最後の方法だよ・・・
そうだろう、母よ・・・
僕の血液も涙もこの眼で見詰めた
何も恐れる事はないんだ・・・
自分が可愛い人間だからこそ
わかって欲しいよね
そうだよ・・・君だってそうだろう
愛して欲しくて爪を立てた
たった一人の恋人。
口げんかしている君も・・・
血を流し生きる事を今も知って生きているからね・・・
結論は簡単だけどね、綺麗事並べればマスコミは飛びつく。
言葉が何だろうな?ジャーナリストが何だろうな?
人間の理論を語る学者に俺の何がわかる?
被差別者の理論をかたる学者に何がわかる?
ただ、結論は簡単だな・・・マスコミは飛びつくからな。
心臓の音を聞いてみるといい・・・
捨てられた子猫の音・・・
どんなに小さい鼓動でも感じる何かを・・・
あぁ・・・眠いのに帰る場所がないな・・・
この空洞は寒いだろうか暖かいだろうか・・・
聞こえる、子どもの声、虫の声・・・
あぁ・・・そこは公園か何かか。
浅い・・・浅いな・・・
日本という国は。
ようは自分を愛して貰う為に人を傷つけなければいけない
俺は唾を吐いた。
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