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四葉クローバー
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作詞 氷菓 |
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立っていられないこの気持ち
ずっと気付かないまま君は消えた
もう記憶にないだろう
あんな小さな頃の気持ち
緑にみつけた三つ葉は雨上がりの雫
不思議な感性に堕ちる
はしゃぎ合った折れた葉の欠片
また探す頃、君と手を握り合い
偶然にも幸福は来た
花びらを四枚飾る静かな草花
聞いたことあるね
願い事が叶うって
今はそんなに何も欲しくなんかなくて
小さい小さい願いを二人分込めた
ずっと二人でいられますように・・・
なんて君は願ってなかっただろうな。
今に至る。
あの緑色の思い出はコンクリートに詰められて
思い出そうとすれば悲しい事ばかり
僕は願ったよ。
君と一緒にいたい。ずっと一緒にいたい。
そこに芽生えたあのクローバーは大きな道路になった。
その時から思い出したくないんだ。
僕の父親の会社だって、知らなかったけど
君に知れた伝言はもう聞く耳を持たず・・・
言葉のループとはこういう事か・・・
馬鹿・・・馬鹿・・・馬鹿・・・
聞こえる何時も。
セピアは戻らないな・・・
あの瞬間も、何もかも・・・
誰が悪い訳でもないだろうな・・・
あんなに危険な交差点は他になかったはずだ・・・
妙に夕焼けが懐かしく思えた
「好き」って何?ぐらいの年頃
訳が解らず、君に夢中になっていた。
だから願い事を忘れずにいた。
不思議にも見つからなかった・・・
もう二度と四葉のクローバーはね・・・
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