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交通殺人
作詞 氷菓
不意に思い出したのは
無傷で表れた君のペンダント。
雨が・・・降る・・・

これは本当の雨。

まだこの傷が痛む。
君まで届かなかった腕。
真っ白なライトに浚われた体。
小さな体、ほんとに小さな・・・

雨だったのかな・・・
何も考えない僕の足取りは
きっと小さなボールを見逃さず
追い駆ける影を見ていた。

消えた僕の右腕。

そして消えた君。

痛みは君の姿を見て止んだ。

君を浚ったものは消えた。
もの凄い速さで・・・

風が吹き荒れた。雨を斜めに流す。
君の砕けたペンダントを拾い。
サイレンを横切った。
流れる痛みを忘れて。

駆け足になる僕を不思議そうに見る目
そうだ、僕は右腕がないから。
横たわった頃にはもう目が霞む。
何も考えず終わりを待つ。

不意に思い出したのは
無傷で表れた君のペンダント。
雨が・・・降る・・・

これは僕が流す雨。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 交通殺人
公開日 2007/01/30
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント ひき逃げ・・・です。
助けられなかった君。
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