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作詞 polca cat.
教室の窓際の机に

引き込まれた花がありました。


それは簡単に消すことができないほど、

気に入った形をしていました。


花の数は少しずつ少しずつ、増え続けました。

まるでサインのように。


どんな人が描いたんだろう?

私もひとつ真似して描いてみました。




――彼と出会ったのは放課後の教室。


「それは、花でも絵でもないよ」


と言うその目は、静かで、孤独に見えました。


夕方、すれ違うように、存在する私たち。


違う世界、知らない世界にあなたは住んでいる。





次にあなたの姿を見たのは河川敷だった。


12色の絵の具を絞って、水に捨てる姿。


彼の昔を聞いた私は、問いました。


「あなたはどうしたら、゛あなた″を取り戻すことができる?」


―――絵を、情熱を、安らぎを。



そうして、私は飲み込まれていきました。


あなたを好きになりました。




いつも

空、風、街を見れば、あなたを思い出しました。

それが指、髪、そして肩からこぼれていきます。

落ちていく想いは花の絵になりました。



払いのけられるように思えるところで、

あなたは、繋がって、とめられていました。




――夏の終わり


机に書いた気持ちを持って、あなたは行ってしまいました。


「どこに行くことができるの?」


口には出さなかったけれど、


胸の中で言葉は沈んでいきました。


抱きしめられた時、あなたの腕はとても温かかった。



あなたが言うとおり、

天井に屋根裏に落書きされた、たくさんの花。



それは、中心からの床へとこぼれました。


そして、私の心の奥にも流れ込みました。




あなたの花は今も温かく、


確かに私のなかで咲き続けています。



夏の青空に変わって、高い空に秋風が吹く中でも。




私を思い出した時は、迷わず会いに来てください。



心が求めるままに。



いつもここには優しい花が咲き続けているから。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル
公開日 2008/10/14
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 以前書いた英語の詩を日本語にし、少し直して書きました。机にあった花の絵から始まる話です。(これには元になった漫画があります)
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