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花火
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作詞 polca cat. |
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先を歩く背中が
落ちかけた夕日の赤色を映してる
右手つないで
まるで連れ去るひとのように
あなたは私を引っ張っていく
堤防は 緑で覆い尽くされて
時々吹く風に
青いにおいを のせていく
少し荒い あなたの呼吸が聞こえる
左手のラムネが
汗ばんで
浴衣の花が滲んでく
私の呼吸も少し 上がってくる
こうして
言葉交わさずにいることに
安らぎを感じるのは
お互いの存在を
心地よく思うからでしょう
遠くのざわめき
波のように 押し寄せてくる
立ち止まった あなたの隣に並んで
真っ黒の夜空を 見上げた
いっそう 強く
手のひらを 握りかえす
ねぇ 次の夏をどんなふうに迎えても
私には この夏が
心に焼き付けられたから
もう大丈夫だよ
離れていても
きっと 笑顔でいられる
あか あお きいろ
色とりどりの 光の花を見上げ
私は 小さく 微笑んだ
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